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健康診断で「血圧が高い」と言われた方へ|症状がない今こそ、受診をおすすめします
2026年7月3日

健康診断で「血圧が高い」と言われた方へ
~症状がない今こそ、受診をおすすめします~
健康診断で「血圧が高い」と指摘されても、一度の健診結果だけで高血圧と診断されるわけではありません。
血圧は、その日の体調や緊張、睡眠不足などによって変動するため、一時的に高い値となることがあります。
しかし、高血圧は初期には自覚症状がほとんどなく、気付かないうちに進行することが少なくありません。
症状がないことは、安心の証拠ではありません。
自覚症状がないまま全身の血管への負担が続くことで、脳卒中や心筋梗塞、心不全、慢性腎臓病などにつながる可能性があります。
健康診断は、こうした変化を症状が現れる前に見つけ、将来の健康を守るための大切な機会です。
健診で血圧が高いと言われた場合には、その結果をそのままにせず、現在の状態を正しく確認することが大切です。
◆ 健診結果は、一度の数値だけで判断するものではありません
血圧は一日の中でも変動しています。
健診当日の緊張や睡眠不足、運動、寒さなどの影響によって、一時的に高くなることもあります。
また、医療機関でだけ血圧が高くなる「白衣高血圧」がある一方、自宅では高い値を示す「仮面高血圧」も知られています。
そのため、一度の健診結果だけで高血圧と判断することはできません。
診察時の血圧に加え、ご家庭で測定した血圧も参考にしながら総合的に評価し、本当に治療が必要な状態かどうかを判断します。
◆ 高血圧は、自覚症状がないまま進行します
高血圧では、初期の段階で自覚症状が現れることはほとんどありません。
そのため、日常生活に支障がないことから、受診の機会を逃してしまうことがあります。
一方で、高い血圧は全身の血管に負担をかけ続け、動脈硬化を少しずつ進行させます。
その結果、脳卒中や心筋梗塞だけでなく、心不全や慢性腎臓病など、さまざまな病気の原因となることがあります。
高血圧の治療は、症状が出てから始めるものではありません。
症状のない段階で適切に管理することが、将来の健康を守ることにつながります。
◆ 家庭血圧も大切な判断材料です
高血圧の診断や治療では、家庭で測定した血圧も重要な情報です。
朝起床後や就寝前など、できるだけ同じ条件で測定を続けることで、普段の血圧の状態を把握しやすくなります。(125/75未満が望ましいとされています)
健診で血圧が高いと言われた場合には、ご家庭でも血圧を測定し、その記録を受診時にお持ちいただくことをおすすめします。
診察室での血圧と家庭血圧をあわせて確認することで、より適切な診断や治療方針につながります。
◆ 治療が必要かどうかは、総合的に判断します
高血圧と診断された場合、「薬を飲み始めると、一生飲み続けなければならない」と心配される方も少なくありません。
しかし、必ずしもそうとは限りません。
生活習慣(特に食生活)を見直すことで血圧が改善し、お薬を減量できる場合や、中止できる場合もあります。
一方で、薬による治療を継続した方が、将来の脳卒中や心筋梗塞などの予防につながる場合もあります。
治療方針は、血圧の値だけで決まるものではありません。
健診結果や家庭血圧に加え、年齢や糖尿病、脂質異常症、腎機能などを総合的に評価したうえで、その方に適した降圧剤の選択や生活スタイルをご提案します。
高血圧の治療は、血圧の数字を下げることだけを目的とするものではありません。
将来の合併症を予防し、健康な生活を維持することが治療の目的です。
◆ 健診結果は、血圧だけで判断するものではありません
健康診断では、血圧だけでなく、血糖値やHbA1c、脂質、肝機能、腎機能など、多くの項目を確認しています。
これらを総合的に評価することで、将来の病気のリスクや必要な対応が見えてきます。
高血圧に加えて糖尿病や脂質異常症などを認める場合には、より厳重なな管理が必要になることもあります。
一方で、生活習慣の改善を中心に経過をみることが適している場合もあります。
健診結果は、一つひとつの項目だけではなく、全体を見て判断することが大切です。
◆ 当院では、健診結果を丁寧に読み解き、適切な対応をご提案します
健診結果をご持参いただければ、
・血圧が高くなった原因として考えられること
・追加の検査が必要か
・生活習慣の改善で経過をみられるか
・治療を始める適切な時期
などについて、医師が分かりやすく丁寧にご説明いたします。
同じ「血圧が高い」という結果でも、年齢やご体質、生活背景、合併症によって必要な対応は異なります。
当院では、お一人おひとりの健診結果を総合的に評価し、それぞれに適した診療をご提案しています。
また、必要に応じて追加検査や専門医療機関へのご紹介も行っています。
◆ 健康診断の結果を、将来の健康につなげるために
健康診断は、病気を早期に発見し、将来の健康を守るための大切な機会です。
血圧が高いという結果も、身体が発している大切なサインの一つです。
一度の健診結果だけで必要以上に心配する必要はありません。
一方で、自覚症状がないことを理由に、そのまま様子を見ることもおすすめできません。
健診結果をきっかけに現在の状態を正しく確認し、必要に応じて生活習慣の改善や治療につなげることが、将来の健康を守る第一歩になります。
健診結果で気になる点がございましたら、健診結果をご持参のうえ、お気軽にご相談ください。
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