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当院では骨粗しょう症の治療を行っております

2023年8月29日

当院では骨粗しょう症の治療を行っております。

 

骨粗しょう症のことが気になった時はどの診療科を受診しますか?

 

「骨の病気だから」ということで多くの方々は「整形外科」を選択なさっているかと思います。その一方で「特に症状がないのに整形外科を受診してよいものか?」とためらわれる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。骨粗鬆症は糖尿病やホルモン異常、認知症などの内科疾患や、食事や運動などの生活習慣が密接に関与して生じる病気であるため、脊椎圧迫骨折や大腿骨骨折等を疑う症状がない場合には内科医が対応すべき領域なのです。

 

当院では、内科の立場で併存疾患とともに骨粗しょう症の管理を行なっておりますので、骨粗しょう症のことが気になった時は是非ご相談下さい。ご自身の骨の強度(骨密度)を把握し、骨折する前から骨粗しょう症の治療を開始することが理想的です(もし骨折を疑う症状がみられる場合は、整形外科への橋渡し役を担いますのでご安心ください)。

 

骨粗しょう症はこんな病気です。

⾻粗しょう症は、若年成⼈の平均と⽐べて⾻の密度が70%以下、つまり3割も少なくなってしまう病気です。骨がスカスカになり、もろく折れやすくなってしまいます。

この⾻粗しょう症の原因は、⼥性のライフステージ(妊娠・出産、更年期、老年期)による⼥性ホルモンの変化に深く関係しています。特に40歳を過ぎた頃から⼥性ホルモンの分泌が減少し、⾻粗しょう症のリスクが⾼まることになるのです。

 

骨粗しょう症になると骨折しやすくなります。

骨粗しょう症になると、さまざまな部位の骨が骨折しやすくなります。

そして、一度骨折すると、ドミノ倒しのように次々と骨折する危険性が高まります。従って、骨粗しょう症の治療においては、最初の骨折を防ぐことがとても重要なのです。

 

骨粗しょう症は、寝たきり・要介護の大きな原因になります。

厚生労働省の調査によると、介護が必要になった原因として「骨粗しょう症関連」が第1位にあがっています。骨粗しょう症が進行した場合、ご自身の生活が制限されるばかりか、ご家族にも大きな影響を及ぼすことになることがあります。

 

骨粗しょう症の検査について

 

DXA(デキサ)法は日本骨粗鬆症学会のガイドラインにおいても推奨される、最も正確で優れた検査方法です。

近年わが国では、骨粗しょう症患者さんが1,300万人までに増加しており、50代以降の⼥性の4⼈に1⼈は⾻粗しょう症です。

女性の場合、閉経を迎えたら、1年または数年に1回は検査を受けることが望ましいとされています。

早いうちから検査をして適切な対策をとることで、⾻粗しょう症の予防ができ、さらに⾻粗しょう症を早期に発見することで、⾻密度の低下を抑えることができます。

当院は、川崎市立川崎病院等と医療連携を結んでおります。当院から、骨密度測定《DXA(デキサ)法》の検査予約をお取りしますので、診察の際にご相談ください。

 

検査により、もしも骨粗しょう症と診断を受けた場合は、当院で治療が受けられます。

骨粗しょう症の治療薬には、骨を強くするためのさまざまな飲み薬や注射薬があります。これらのお薬の中から、患者さんに合ったお薬を組み合わせて治療をすることになります。

 

 

公益財団法人骨粗鬆症財団「知ってつきあう骨粗しょう症」より一部引用