院長ブログDOCTOR BLOG
川崎市の肝炎ウイルス検査は無料|B型・C型肝炎の検査について
2025年3月3日
最終更新:2026年8月7日
B型肝炎・C型肝炎は、肝炎ウイルスへの感染によって起こる肝臓の病気です。
感染していても自覚症状がないことが多く、気づかないまま長期間経過することがあります。その一方で、慢性肝炎から肝硬変、肝がんへ進行する場合があるため、一度は肝炎ウイルス検査を受けて感染の有無を確認しておくことが大切です。
川崎市では、対象となる市民の方にB型・C型肝炎ウイルス検査を無料で実施しています。
川崎市の肝炎ウイルス検査の対象者
川崎市では、平成20年度以降に川崎市が実施した肝炎ウイルス検査を受けたことのない市民の方を対象に、無料で検査を実施しています。
年齢制限はありません。
これまで肝炎ウイルス検査を受けた記憶がない方や、健康診断などで肝機能異常を指摘されたことがある方は、一度ご自身の検査歴を確認してみることをおすすめします。
※対象条件や実施方法は変更される場合があります。最新の情報は「川崎市 肝炎ウイルス無料検査のお知らせ」をご確認ください。
肝炎ウイルス検査では何を調べる?
肝炎ウイルス検査では、血液検査によってB型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスへの感染の有無を調べます。
B型肝炎ではHBs抗原、C型肝炎ではHCV抗体を検査します。
肝炎ウイルスに感染していても、初期にはほとんど症状がないことがあります。そのため、「体調が悪くないから大丈夫」と考えるのではなく、血液検査によって感染の有無を確認することが重要です。
なぜ肝炎ウイルス検査が重要なのでしょうか
B型肝炎・C型肝炎は、感染した状態が長く続くと慢性肝炎となり、肝臓の線維化が徐々に進行することがあります。
さらに進行すると、肝硬変や肝がんを発症する可能性があります。
一方、現在ではB型肝炎・C型肝炎ともに治療法が大きく進歩しています。特にC型肝炎では、飲み薬による治療によってウイルス排除を目指すことが可能になっています。
そのため、
「感染していることを早く知り、必要な検査・治療につなげること」
が非常に重要です。
肝炎ウイルス検査で陽性となったら
B型・C型肝炎ウイルス検査で陽性となった場合は、症状がなくても放置せず、肝臓専門医療機関等で詳しい検査を受けることが大切です。
ウイルス検査が陽性であっても、それだけで現在の肝臓の状態や治療の必要性がすべて分かるわけではありません。
追加の血液検査や腹部超音波検査などを行い、ウイルスの状態、肝機能、肝臓の線維化の程度などを総合的に評価し、その後の方針を検討します。
当院は神奈川県指定の「肝臓専門医療機関」です
川崎七福診療所は、神奈川県から指定を受けた「肝臓専門医療機関」です。
院長は日本肝臓学会認定の肝臓専門医・指導医であり、これまで大学病院などで肝疾患の診療・研究に携わってきました。また、B型肝炎・C型肝炎の治療薬の臨床開発にも携わった経験をもつ、ウイルス肝炎診療のスペシャリストです。
当院では、肝炎ウイルス検査で異常を指摘された方の精密検査をはじめ、B型肝炎・C型肝炎、脂肪肝、肝機能異常など、さまざまな肝疾患について専門的な診療を行っています。
肝炎ウイルス検査を受けることはもちろん大切ですが、陽性となった場合には、その後の適切な評価と継続的な管理がさらに重要です。
肝炎治療の医療費助成制度について
B型・C型ウイルス性肝炎の治療については、一定の条件を満たす場合、医療費助成制度を利用できることがあります。
対象となる治療や助成内容、申請方法などは変更されることがありますので、最新の情報については神奈川県・川崎市の公式情報をご確認ください。
肝炎ウイルス検査を受けたことがない方へ
B型肝炎・C型肝炎は、自覚症状がないまま経過することがあります。これまで一度も検査を受けたことがない方は、この機会に感染の有無を確認しておくことをおすすめします。