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帯状疱疹ワクチンについて

2025年3月12日

帯状疱疹とは

身体の片側の一部にピリピリとした痛みが現れ、その部分に水膨れを伴う赤い発疹が出現する病気です。水ぼうそうに罹ると治った後も水痘ウイルスが身体の中に潜んでいて、免疫力が落ちた時に発症します。日本人成人の90%以上が帯状疱疹になる可能性があり、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。特に50歳代から発症しやすくなります。

 

帯状疱疹が頭部、顔面に出ると、目や耳の神経が障害され、めまい、耳鳴りなどの合併症、重症化すると視力低下や顔面神経痛など重い後遺症が残ることがあります。また帯状疱疹が治った後も長期に痛みが残ることがあり、帯状疱疹後神経痛(PHN)と言われています。50歳以上で帯状疱疹になった場合、約2割がこのPHNになると言われています。

水痘(水ぼうそう)にかかったことのある方の帯状疱疹予防としてのワクチンの効果が認められています。

 

帯状疱疹ワクチンの定期接種がはじまります

現在、50歳以上の方には希望に基づき、任意接種(自費)を行っております。

川崎市では、令和7年4月から高齢者等を対象とした帯状疱疹ワクチンの定期接種を実施予定です。※定期接種を受ける際には、一定額の自己負担金が必要となる予定ですが、金額については決まり次第お知らせいたします。▶帯状疱疹ワクチンの定期接種について(川崎市)

川崎市からの詳しい案内が届き次第、予約を開始いたしますので、今しばらくお待ちください。

 

定期接種の対象者

接種日時点で川崎市に住民票がある

(1)令和7年度に、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の方。

(令和12年度からは65歳の方のみが対象。)

※100歳以上の方については、令和7年度に限り全員を対象とします。

(2)満60~64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害を有する方。

 

帯状疱疹を予防するワクチンは2種類あります